最近第3期のアニメ化も発表されるほど、人気を集めている「薬屋のひとりごと」。薬師の少女・猫猫を中心に後宮で起こる事件を解決していくミステリー作品です。
この記事では、作品に登場する上級妃に与えられた「象徴」にどんな意味があるのかを解説していきます‼
象徴とは?
正一品とも呼ばれる上級妃は自身の象徴となる色と宝石を与えられます。象徴となる色は五行思想にちなんだ色になっていて、皇帝の権威を示す色である黄色を除いた色が、各四夫人に割り当てられています。また、宝石はそのまま妃が住まう宮殿の名称に使われています。
1 玉葉妃(貴妃)

翡翠宮に住む上級妃。西方出身で淡い髪に翡翠の瞳を持つ、明るくて気さくな性格の妃です。帝との間に公主・鈴麗がおり、現状では唯一帝の子を持つ妃となります。妊娠時に毒を盛られたことから、猫猫が毒味役として翡翠宮に仕えることになります。
与えられている象徴は真紅と翡翠。赤い髪に翡翠の瞳を持つ玉葉妃を表したかのような象徴です。翡翠は当時とても貴重な宝石で、「第一夫人には翡翠を、第二夫人にはダイヤモンドを」と言われたほど価値の高いものでした。上級妃には序列がないとされていますが、帝からの寵愛や子供の有無などで実質的なランク付けはあったものと思われます。現在、四夫人の中で最も帝からの寵愛が深く、鈴麗公主がいることからも、第一夫人として扱われているのではないかと思われます。
2 梨花妃(賢妃)

水晶宮にすむ上級妃。豊満な肢体を持つ、聡明な妃です。おしろい毒により、鈴麗公主と同時期に出産した男児を亡くして以降やつれている場面も見られましたが、帝の計らいによって水晶宮に赴いた猫猫によって事件が解決してからは回復していて、猫猫との関係性も良好のようです。
梨花妃に与えられている象徴は群青と水晶。水晶には純粋・無垢という意味があります。皇帝の外戚であることもあってか、作中にて「皇帝に対して邪な感情が一切なく、心酔の域に達している」と語られていることから、政治的な思惑にとらわれずに帝を慕っていることがわかります。水晶はこうした梨花妃の側面を表していると思われます。
3 里樹妃 (徳妃)

金剛宮に住む上級妃。幼くして先帝に嫁ぎ、その崩御と同時に出家したあと、現皇帝に嫁ぐために再び後宮に入った複雑な経緯を持つ妃です。幼いゆえに帝からのお通りがなく、それが原因にもなって周りの侍女たちに虐められており、園遊会では食べられない魚介の入った食事に変えられていたりされていました。猫猫の活躍により園遊会での事件が解決した後は、猫猫に釘を刺された毒見役が侍女頭となり、里樹妃とは良好な関係を築いているようです。
そんな里樹妃の象徴は白と金剛(ダイヤモンド)。園遊会では周りの侍女に唆されて濃い桃色の衣装を着ていましたが、本来の色は白を基調としたものになります。(シーズン1・10話参照)アニメにて白に加えて薄い桃色が使われているのは里樹妃の幼さを強調したものだと思われます。また、金剛に関しては玉葉妃の項目でも説明した「第一夫人には翡翠を、第二夫人にはダイヤモンドを」と言われていることに関係がありそうです。玉葉妃と梨花妃はライバル関係にあり、第一夫人の座を争うもの同士です。一方で帝のお通りのない里樹妃は第一夫人となることはありません。金剛があてられいるのにはこういった背景もあるかもしれません。
4 阿多妃(淑妃)

柘榴宮に住む上級妃。中性的な美しさを持つ妃で、現帝の乳姉弟にあたります。皇帝が東宮であったころからの妃であり、16年前に男児を出産したものの、その後すぐに生まれた子は亡くなっています。里樹妃とは先帝時代から関わりがあり、関係性は良好だったようです。
阿多妃の象徴は黒と柘榴石(ガーネット)です。様々な意味のある柘榴石ですが、その中には変わらぬ愛・友愛といった意味があります。阿多妃は皇帝との関係性について「ずっと私は皇帝の友人だったんだ」と語っていることから、乳姉弟であったころから変わらず友人であったことを表したものではないかと思います。
5 楼蘭妃

柘榴宮に住む上級妃。阿多妃が後宮を去った後に入内した妃です。先帝時代の皇太后に気に入られた官の娘で、皇帝であっても無下にできないほどの後ろ盾を持っています。都度化粧や衣服を変えており、少年のような故服や南国調の服を着ることもある、特徴の掴みづらい人物です。
楼蘭妃の象徴は阿多妃と同じく黒と柘榴石(ガーネット)です。情熱や一途な愛という意味も持つ柘榴石ですが、いずれも今のところは楼蘭妃には当てはまらないように思えます。楼蘭妃についてはアニメで語られていない事も多く、人物像がはっきりしていません。まだまだ多く謎を抱えている楼蘭妃をめぐる今後の展開がどうなっていくのか期待が高まります。
まとめ
上級妃5人の象徴について解説してきましたが、いかがだったでしょうか?アニメ第3期に加えて映画の制作が決定している「薬屋のひとりごと」。猫猫を中心に起こる様々な事件の今後の展開から目が離せません‼︎
アニメ2期の続きはコミックス(出版社:スクエア・エニックス)の8巻後半から読むことができます。続きが気になる方はぜひお手に取ってみてください‼︎

